脳科学が解き明かす、キスの真実。

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  キスといったら、恋人や夫婦との愛情表現ですね。 実はこの愛情表現に色々な役割が隠されているそうです。 それに注目した科学者や、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは昔から研究していたそうな・・。 そもそも、 […]

 
キスといったら、恋人や夫婦との愛情表現ですね。
実はこの愛情表現に色々な役割が隠されているそうです。

それに注目した科学者や、進化論で有名なチャールズ・ダーウィンは昔から研究していたそうな・・。
そもそも、なぜ人間はキスをするんでしょう?

キスそのものが持つ背景や、その隠れた役割について脳科学的な見解をまとめました。
 

日本のキス史

皆さんはキスの日をご存知ですか?
それは5月23日です。

なぜなら、日本映画で初めてキスシーンが上映されたのが昭和21年5月23日だからです。
すこし唇を重ねるだけのシーンでしたが当時の観客には衝撃的で、映画館は連日満員だったとか。

なぜ人はキスに魅了され、キスの何に魅力を感じているのか・・。
不思議ですね(笑)
 

女性が求めるキス、男性が求めるキス
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調査によると、女性が求めるキスは大多数がロマンチックなキス。
一方、男性は性本能が強いようです。
その仕組みは次にあります。
 

キスは相性診断!?

キスは「相性診断」という説があります。
人は誰しも生涯を共にするベストパートナーを選び、家庭を築きます。
もしかしたら、そのときキスはあなたとパートナーの相性を図るひとつの目安になるかもしれません。

実は男性は、キスを求める時にフェロモンを出しているそうです。
女性はそれに応じると、唾液で男性に自分のホルモンや遺伝子情報などを伝達します。

この時、お互いに相手の唾液から生理的情報を受け取るので、相性が良いなら快感を与え、悪いならコルチゾールというストレスホルモンを発生させます。
さらに男性特有として、唾液から女性の成熟具合、どういう種類の体内ホルモンが出ているのかを遺伝子を残す目的で求めているようです。

無意識にもそんな本能があるからこそ、男性は女性と違いキスに性本能を意識しがちだということです。

もちろん相手を思う「好き」という気持ちがキスという行動をさせるわけですが、人の仕組みとしてこんな情報交換があったなんて驚きですね!

また、好きな相手とキスすると脳にセロトニンという物質が幸福感をもたらし、回数が多いほど持続性にも影響があることがわかっているようですよ。

皆さんは思い当りますか?
ちょっと最初から生々しかったですかね(笑)

お次はキスにまつわる長生きの秘訣です☆
 

長生と幸せの秘訣はとろけるキスと、毎朝のキス☆
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世界ではアメリカやドイツが長期的なキス調査が夫婦を対象にして行われました。

結果によると、長生きの秘訣はゆっくりと時間をかけてとろけるようなキスをすることらしいのです。

そうすることで、脳からホルモンに似た物質が分泌され長寿へつながり、さらには免疫力の強化や鎮痛作用まであるそうなのです。

その他、この研究によると。

ほぼ毎朝、家を出るときに奥さんとキスをしている人は、そうでない夫婦に比べると平均して5年程寿命が長く、さらには収入が20~30%高いことがわかったようです。

えー!?ちょっとこの数字には驚いてしまいました(笑)

これはただ毎朝キスをすれば長寿や健康になり収入が上がるわけではなく。

毎日キスをし合うような夫婦は仲が良く、仲が良いとお互いコミュニケーションも大事にする。

そして心理的にも落ち着いて穏やかになり、仕事や趣味にもゆとりをもって打ち込むことができるようになる・・。

それを前述のキスをすると分泌される物質が相乗効果で調査結果に結びついたのではないかと私は思います。私の見解ですが(笑)
 

癒しと、心の安定
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皆さんは何に癒されますか?
最近は人と人の結びつきや信頼が疲れを癒すということが、脳科学の立場からも検証されはじめました。

ここでキスの登場です。

唇は、指先より100倍も敏感な場所です。
その部分に信頼できるパートナーの唇が触れることで、脳からオキシトシンが分泌されます。

これが物質がストレスを軽減させ、前文でもあった幸福感を得られるセロトニンが相乗効果で癒しと心の安定を与えるのです。

さらに女性の場合はムードがよければオキシトシンの分泌が増え、愛の言葉も効果的だとか♪

癒しと心の安定を与え合うなんて、お互いの対等な関係が成立してこそ成せる効果・・。
キスって奥が深いですね。
 

女性ホルモンの安定

 
また、女性の場合はキスをしなくともキスシーンを見ているだけで効果は期待できるそうです。

人は見るということで目の前の情報を視覚から取り入れる生物です。
そのため、キスシーンなどの映像を見ると脳の2/3に影響がでます。

キスをしているのを見るだけで“恋がしたくなる”。

ラブストーリーをみていると“キスがしたくなる”。

そう思ったことはありませんか?

これは脳にとっても良いことです。
映像から脳が活性化し「純愛モード」になった証拠。

さらに脳が純愛モードになるとエストロゲン(女性ホルモン)が安定します。
生理周期が安定しない人がキスの映像を見て脳が純愛モードになることによって、安定する可能性もあるほどキスのチカラはすごいようです。

 

その他、キスのチカラ!
・キスすることで39種類の顔面の筋肉を使いおよそ2kcalを消費する
・フレンチキスだと1分間で26kcalを燃焼
・フレンチキスが1時間だと1560kcalと、ほぼハーフマラソン分21km相当
・キスによる唾液は細菌を交換することで抗体の生成が活発になり、免疫力もアップする

 
どうでしたか?

さまざまなホルモン分泌も考えると、キスをすることは愛情表現はもちろん健康や美容の面でも良いことは明らかみたいですね。

この記事をきっかけに皆さんもキスをもっと身近にしてハッピーライフを送りましょう♪

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