びっくり。洗剤にも左右されるのでしょうが、実際あまり洗濯機は衣服を奇麗にしてくれないようです。それどころか、実際は菌が洗濯によって広がっているかもしれません。
英食品安全の専門家Lisa Ackerley博士は「30℃以下の低温での洗濯では、汚れた洗濯物についた菌は死滅せず、雑菌の蔓延を招くだけ」と指摘しています。
微生物検査を行ったところ、洗濯済みの女性用下着のすべてから、平均して0.1gの糞便物質が検出されたとのこと。死滅していない、ということは、下着の菌も他の衣服に付着していることも、もちろんあるということ。
おしゃれ服やウールを30度以下の水で洗うことを推奨している企業もあるところを見ると、服の痛みを気にはしても、菌の繁殖はあまり気にしてないことが多そうですね。菌に対する認識の強い家庭は、30度以上の高温で洗濯するのがオススメかもしれません。
とは言え、高温のお湯を用意するのも環境によっては難しいと思うので、ヒーターつきの洗濯機を使うのもアリでしょう。電気代がちょっと高くはなりますが、よくない菌を他の衣服に移すよりは良いのかも。
特に、近年、ノロウィルスや新型インフルエンザなど、衣服と言えど伝染させちゃいけない菌もたくさんあります。特に下着から他の衣服に広がる可能性を考えると、特に小さいお子さんをお持ちの家庭だと恐怖さえ感じることもあるでしょう。
ただ、筆者的には、あまりにも菌を除外しすぎると、そもそも人体の免疫力の方が強くならない気も。ある程度、菌に対して強い身体を作るためにも、そこまで気をはって雑菌する必要があるのかなぁ、なんてことを考えたりもします。
菌に対してより防衛策を整えたい方は、改めて洗濯について考えてみる良い機会かもしれませんね。
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