日本の将来はどうか、と問われたら当たり前のように「暗い」と答えてしまうような現代社会。
電通総研のアンケートにおいて、高校生の86%が日本の将来に不安を感じているという現実さえあります。高校生でさえ、社会に不安を感じているということは、社会全体の雰囲気が子供たちにも伝わってしまっている程、如実な現状があるのでしょう。
ただ、そんな中でも、これから生まれてくる子供たちのために、何より大事な人たちを守るために、活動している人は、確実にいます。
画期的なコワーキングスペースが東京・赤坂にオープンしました。
子供をつれて仕事が出来るコワーキングスペース「Hatch Cowork+KIDs」です。
Hatch Cowork+KIDsにはキッズルームがあり、ワーキングスペースとは仕切られています。ガラスで仕切られているので、いつでも子供たちの様子が確認可能。
40平米あるキッズルームには、たくさんのおもちゃがあり、子供たちは遊ぶことに夢中になれます。子供たちが遊んでいる間、仕事に集中できるのです。
もちろん授乳室も完備。ベビールームの中には、オムツ替え台と授乳のための椅子もあります。
育児をしながらでも、集中して仕事に取り組める環境が整っているコワーキングスペースは、世界中を探してもあまり例がありません。
30代のメンバーを中心として構成された空間には、インテリアやコミュニケーションのとりやすさに至まで気配りが行き届いています。
Hatch Cowork+KIDsを立ち上げた片山さんは、50年後の社会保障は破錠していることに気がついたことから、コワーキングスペースを作る決断をされたそうです。
社会保障が破錠してしまった未来、子供たちにはどのような影響があるのか、次の世代はどんな重荷を担うことになるのか。
治安や環境の悪化、生活の変化、想像するとキリがありません。
次世代をを守るため、社会保障を波状させないようにするには、単純に労働人口を増やすしかない。行き着いた答えが、女性の労働環境を整えることで、労働人口を増やすことだったそうです。
結果的に、女性というよりも、育児中で働くことが出来なかった主婦層や男性にも噂は広がり、たくさんの人がHatch Cowork+KIDsを利用することになりました。
これまで、育児中、子供が心配で仕事への労働力に時間を使えなかった人々が、安心して働ける環境が生まれたことにより、仕事を始められたのです。
また、コワーキングスペースである、という本来の役割も忘れてはいません。コワーキングスペースは、たくさんの人が共に仕事することにより、事業やビジネスを生み出していく役割も担っています。
互いに刺激を与え、受けることによって、女性の起業家が生まれ始めています。育児を抜きにしても、女性の中から企業家が生まれ、今後の社会に影響を与えていくことも、多くの労働力を生み出す種になっていくのです。
最近、働きたいという願望のある主婦を応援する活動が、増えてきていることは認知している方も多いと思います。最近では、サイバーエージェントがママ事業部を立ち上げ、クラウドソーシングをやる、という話もありましたね。
片山さんもおっしゃっている、これからの世界に必要な労働力の確保。単純に労働力だけの問題だけとは思いませんが、育児中も働きたい、働かなければならない、でも子育ても両立したい、という方は多くいらっしゃいます。
そんな皆様の労働環境を充実させることにより、労働力を生み出すことは、今後の日本にとって大きな一歩となるのではないでしょうか。
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Hatch Cowork+KIDs
〒107-0052
東京都港区赤坂4-9-25 5階
TEL 03-3479-0073
受付時間 10:00~18:00(土・日・祝日除く)
http://hatchcowork.com/
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